備品には予備 ―アルマイトの栞 vol.19
いろいろ事務的な仕事もあるので、銀行だの郵便局だのにも行かなければならない。いずれも徒歩10分圏内なので、散歩気分で出掛けるのが常である。大抵はそのついでに何か個人的な買い物をしたり、行きつけのカフェで珈琲を飲んだりして戻って来る。出掛ける前に用事の確認をして、時にはメモなどを書いて、抜かりの無いように出掛けるわけである。今日はプリンタのブラックインクが切れてしまったが、ここでも抜かりは無い。予備のカートリッジはまだ二つある。「さすがだ」と自分を褒めてみたりする。そして郵便局をはじめとして幾つかの用をするべく出掛けたのである。