送る方法 ―アルマイトの栞 vol.147
今年で9回目になる鈴木一琥さんのダンス公演『3.10 10万人のことば』の舞台照明を、またTetra Logic Studioが担当するわけで、この公演の照明担当は今年で4回目になり、好い意味で少しは「慣れ」があってもイイのではないかと思うが、どうも回を重ねるほどにアタマを悩ます度合いの強くなる照明課題で、その原因は「一度使った『手』は使わない」と勝手に決めている自分自身だ。文句を云うなら自分に云うしかない。それに加えて今年は、1月初旬から2月末まで鈴木一琥さん本人が国内に居ない。どこか異国の地で踊っていて、本番一週間前までダンサー不在の緊張感も「漏れなく当たる!」だ。いつ応募したのか。