いろいろ届くので ―アルマイトの栞 vol.171
2014年もTetra Logic Studioを宜しくお願いします。年末には知人から、多過ぎるとしか思えない量の餅を頂き、ありがたいことだ。宅配便で届いた餅の箱は妙に大きく、厳重にガムテで梱包してあった。風邪気味でグタグタだったが、餅を放置するとロクなことはないので、箱を開けた。大量の餅の他に、蜜柑、リンゴ、そして、なぜか醤油。「日本の近代文学」めいた年末の差し入れで、自分は「東京の下宿で売れない小説を書いてる売れない小説家」だろうか。そんな妄想を抱いたら、箱の底から干し柿が二つ現れた。こうなると、日記帳に万年筆で俳句でも詠むべきではないかと思うが、日記帳も万年筆も持っていない。