Tetra Logic Studio|テトラロジックスタジオ

建築・舞台芸術・映像を中心に新しい創造環境を生み出すプラットフォームとして結成。プロジェクトに応じて、組織内外の柔軟なネットワークを構築し活動を展開。

『新装大回転玉手箱』テント入り間近 ―アルマイトの栞 vol.59

090526.jpg 神楽坂のTheatre IWATOでは日々『新装大回転玉手箱』の稽古が続いている、らしい。「らしい」と云うのは、僕自身がまともに稽古を観ていないからなのだけど、そもそも通し稽古らしい「通し」に至っていないのだから無理からぬ話ではある。とは云え、美術の打ち合わせなどでIWATOにはちょこちょこと顔を出しているわけで、その度に稽古をしているらしい声があちらこちらから聞こえる。芝居の稽古でなければ明らかに何事かと思う奇声である。

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東北大学百周年記念会館川内萩ホール

昨年の10月にリニューアルオープンした東北大学百周年記念会館川内萩ホール(設計阿部仁史+小野田泰明+三菱地所+阿部仁史アトリエ)が新建築5月号に掲載されました。 50年以上に前に建設された既存の大学の講堂をリニューアルという形で国際会議とコンサートホールの機能を持つホールに転換するプロジェクトでした。 坂口は設計チームのステージコンサルティングとして備品選定を含む舞台機能全般に計画、設計に関わりました。

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『新装大回転玉手箱』着々進行 ―アルマイトの栞 vol.58

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いったい何が「新装」で「大回転」なのかと書いたら、美術プランが二転三転する大回転になってしまった。そう云うことでしたか。でも、ともかく美術プランに対して作家の坂口瑞穂さんから「気に入りました」と連絡があったので、ほんの少しは安心した。しかし、こうも短期間に全く違うデザインをいくつも出している自分をいかがなものかと思ってしまう。「引き出しが多い」と云えば聞こえが好いけど、「信念が無い」と云われたらそれまでで、でも、ちゃんと瑞穂さんと何度も「キャッチボール」をした結果ではある。

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『新装大回転玉手箱』 ―アルマイトの栞 vol.57

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昨年の6月に舞台美術を頼まれた劇団 黒テントの『玉手箱』が再演である。再演と云っても劇作家の坂口瑞穂さんが台本を書き直した『新装大回転玉手箱』だ。それで今回も舞台美術を担当するのだが、今回は旅公演で全国を回り、東京公演は特設テント劇場を木場公園に建てることになって、そのテント劇場プロデュースもTetra Logic Studioでやっている。大変である。

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21世紀に劇場を語る。 ―発見する場所14

建築に関するメディアにおいて劇場の魅力が語られなくなって久しい。
恐らくは90年代の後半の新国立劇場の開館以降、幾つかのプロジェクトの紹介はあっても、劇場をメインとした特集や出版物は数えるほどだった。劇場そのものが以前と異なり創る時代ではなくなってきていることが大きいとは思うが、面白さを伝える切り口が少なかったことも理由の一つだろう。加えて不況だとか縮小するとか大きな逆風にまみれているのが、2009年の日本だ。

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