べつに、どこかのTV番組の捏造騒ぎのことではない。 時折、映画を撮りたいなと思うのである。 学生の頃は年に一本くらいのペースで仲間とビデオで短編映画を撮っていた。 みんな呆れるくらいに時間があったけれど、金は無い。 それでその都度、試行錯誤の繰り返しで工夫をしていたが、それが愉しかった。 莫大な予算を湯水のように使えたら、あんなに愉しくはなかったんではないかと思う。
1945年3月10日。
アメリカ軍は100万発におよぶ爆弾を東京の街に投下。
およそ10万人が死亡し、街は焼け野原と化した。
その後、東京の空から降るものは雨だけになった。
しかし、世界のあちこちで人々の頭上に爆弾は降り続けている。
東京大空襲は、日本人が世界に発信すべき何かを、世界の人々と共有すべき何かを、私たちに教えてくれる。62年の歳月が流れたその日に、東京大空襲の猛火を生き延びた浅草の土蔵で、現代舞踊家・鈴木一琥とアーティスト・カワチキララがライブパフォーマンスを行う。
2007年3月10日、空襲の一夜を追体験する45分。
日時:2007年3月10日(土)14時/19時
入場:2,500円(1ドリンク付)
定員:各回30名/要予約
会場・お問い合わせ:Gallery ef
photo:Daito Noken
仕事に少し飽きると、Macを相手にチェスをしてみる。しかし、これが先ず勝てない。チェスのゲーム展開はどこの誰が計算したんだか10の120乗の組合せなんだそうで、Macがそのどこまでを先読みしているのかは知らないが、少なくとも僕よりは先を読んでいるんだろう。さすがはコンピュータである。 しかも、Macの奴は自分のコマを動かす時に「ビショップをbの4へ」とか喋るんである、英語で。で、S. キューブリックの映画『2001年宇宙の旅』を思い出した。
月刊情報誌 ARSEN・文化の扉 2007年2月号(仙台市市民文化事業団発行)に、art reviewのイベント批評を寄稿しています。
(仙台市内の区役所などの公所、郵便局などで配布中)
「駅2006」vol.1仙台 待人の眼差し
駅で立ち止まる 坂口大洋