Tetra Logic Studio|テトラロジックスタジオ

建築・舞台芸術・映像を中心に新しい創造環境を生み出すプラットフォームとして結成。プロジェクトに応じて、組織内外の柔軟なネットワークを構築し活動を展開。

『新装大回転玉手箱』テント入り間近 ―アルマイトの栞 vol.59

090526.jpg 神楽坂のTheatre IWATOでは日々『新装大回転玉手箱』の稽古が続いている、らしい。「らしい」と云うのは、僕自身がまともに稽古を観ていないからなのだけど、そもそも通し稽古らしい「通し」に至っていないのだから無理からぬ話ではある。とは云え、美術の打ち合わせなどでIWATOにはちょこちょこと顔を出しているわけで、その度に稽古をしているらしい声があちらこちらから聞こえる。芝居の稽古でなければ明らかに何事かと思う奇声である。

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『新装大回転玉手箱』着々進行 ―アルマイトの栞 vol.58

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いったい何が「新装」で「大回転」なのかと書いたら、美術プランが二転三転する大回転になってしまった。そう云うことでしたか。でも、ともかく美術プランに対して作家の坂口瑞穂さんから「気に入りました」と連絡があったので、ほんの少しは安心した。しかし、こうも短期間に全く違うデザインをいくつも出している自分をいかがなものかと思ってしまう。「引き出しが多い」と云えば聞こえが好いけど、「信念が無い」と云われたらそれまでで、でも、ちゃんと瑞穂さんと何度も「キャッチボール」をした結果ではある。

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『新装大回転玉手箱』 ―アルマイトの栞 vol.57

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昨年の6月に舞台美術を頼まれた劇団 黒テントの『玉手箱』が再演である。再演と云っても劇作家の坂口瑞穂さんが台本を書き直した『新装大回転玉手箱』だ。それで今回も舞台美術を担当するのだが、今回は旅公演で全国を回り、東京公演は特設テント劇場を木場公園に建てることになって、そのテント劇場プロデュースもTetra Logic Studioでやっている。大変である。

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彼は踊って灰になる ―アルマイトの栞 vol. 56

鈴木一琥さんのダンス公演『3.10 10万人のことば』は今年も無事に終了した。このシリーズも今年で5回目で、Tetra Logic Studioが関わって3回目である。年々この企画のことが広く知られるようになって、今年はNHKワールドの取材が入った。日本の様々な情報を海外に発信するメディアだが、今回の公演のことを見ることが出来る(公開終了しています)。海外の人が、鈴木一琥と云う日本人ダンサーのこの試みをどのように受け止めるのか、是非とも知りたいと思う。

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滝に住んでた ―アルマイトの栞 vol.55

自分の壊れた身体をどうにか立て直して自宅に戻ったら、今度は自宅が壊れた。漏水である。築20年ほどのマンションの2階にあるウチの風呂場から下階のお宅のリビング天井に雨を降らせてしまったのである。「降らせてしまった」と書いたものの、なにも故意にやったわけではない。配管の老朽化による「事故」だ。まあ薄々は「危ないな」と思う予兆があったので、早期に対応しなかったこちらにも若干の責任はあるかもしれない。そんなわけで、自宅の「手術」となったのだが、それはそれでかなり面倒な事態となった。

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