舞台用語の野生の思考 ―アルマイトの栞 vol.3
舞台に関わって仕事をするのなら、様々なコトバを覚えていかなければならない。
特に各種舞台備品の名前を覚えることは重要であり、且つ新人が最も苦労する課題である。
その中でも、とりわけ難易度の高いのが舞台照明器具の名前ではないかと思う。
舞台美術家として舞台に飛び込んだ僕には、ことのほか照明器具の名前を覚えるのが大変だった。
照明に関しては師匠が居ないので、独力で覚えていくより無かったのである。
舞台に関わって仕事をするのなら、様々なコトバを覚えていかなければならない。
特に各種舞台備品の名前を覚えることは重要であり、且つ新人が最も苦労する課題である。
その中でも、とりわけ難易度の高いのが舞台照明器具の名前ではないかと思う。
舞台美術家として舞台に飛び込んだ僕には、ことのほか照明器具の名前を覚えるのが大変だった。
照明に関しては師匠が居ないので、独力で覚えていくより無かったのである。
授業の関係と自らの興味も重ねて、最近住宅の建設現場を幾つか訪ねている。 全て、在来木造の戸建て住宅なのだが、毎回幾つか新しい発見があった。 その一つが材料のトレーサビリティ。 最近は巷のスーパー等でも、このキャベツはどこの村の誰が生産したかとでかい顔写真入りで書いてあったりするけれども、いわゆる出自をはっきりさせましょうと。 その建材版が、そう遠くない将来求められてくるらしい。 元々はシックハウス対策等で、アレルギーに対するニーズからがきっかけらしいのだが、今ではそのムードは全般的に高まっている。 つまり、畳もどこの畳屋が作ったかだけではなく、このい草はどこの田んぼで取れたもので、そこは無農薬だとか。
それとは、逆に今木材の単価が上がっている。 その理由は、一つは東南アジアに伐採規定が掛かっていることに加えて、中国の建設需要の高まりがあり、そこに加えて原油の高騰から輸送費用が嵩むために、東南アジアの木材が日本よりも中国に入りやすくなっており、日本の木材単価が上がっているらしい。
トレーサビリティーの需要と、この地球規模で動く木材の価格。
たかが木造住宅、されど木造住宅そんな一面を見た。
ある女子短大で教員をしている知人のOさんから久し振りにメールを頂いた。 舞台創りに興味のある学生のインターンシップ先を紹介して欲しいと云う。 最初のメールには「舞台設備系の会社を」と書いてあったのだが、「舞台創りに興味がある」と云うことは、むしろ劇場か劇団に出向いて現場で働く方が好いのではないかと思う。
二年ばかり会って居なかった人に久し振りに会って話をした。 今は個人事業主でデザイン事務所をしているKさんである。 Kさんは来年、自分の事務所を法人化する計画だと云う。 それで会社を作ってしまった僕からいろいろ話を聴きたかったらしい。 今後一緒に何か出来そうな人でもあるので、久し振りに会えたのは僕にとっても嬉しかった。 法人化する時に必要な面倒な書類はTetra Logic Studioで作ったものを雛形として貸す約束をして別れた。
発見する場をつくりたいと思っている。
何かもやもやしていたものが、ぱっとする。
そんな感じの場、瞬間。
でも、そのためには、もやもやも大事だ。
このブログでは、日々の廻りの場面を「もやもや」と「ぱっと」でスケッチしてみたい。