発見する場所 01
発見する場をつくりたいと思っている。
何かもやもやしていたものが、ぱっとする。
そんな感じの場、瞬間。
でも、そのためには、もやもやも大事だ。
このブログでは、日々の廻りの場面を「もやもや」と「ぱっと」でスケッチしてみたい。
1年程前から、ある研究会に参加している。
テーマは、公共施設におけるソーシャルキャピタルの測定。
東北大学の教育学部の高橋先生、石井山先生たちとの研究会。
ソーシャルキャピタルとは、10年程前から日本でもその重要性に着目されつつあるが、ある場や状況を介して人と人の繋がりが蓄積されていることである。
そして、その繋がりがある地域と無い地域では、生活環境の様々な側面で、質が異なってくると指摘されてる。
日本語としては、社会関係資本と訳されることが多い。
高橋先生の話だと、将来的には国勢調査や社会生活基本調査などにも調査項目として、扱われる可能性が高いらしい。
このあたりは、実感としては大なり小なり生活の中で感じる部分があるが、それを明確に定義し、それを測定するとなると、極端に難しい。
この研究の第一人者のR.パットナムは、いろいろな会への参加状況をデータとして、捉えたことで知られている。
今回のプロジェクトでは、市民センターを対象として、具体的な調査手法について、継続して議論しているが、今の所中々決定打がない。
日々、なんとなくそうだと思うことをちゃんと測定することの難しさを痛感している。
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