Tetra Logic Studio|テトラロジックスタジオ

建築・舞台芸術・映像を中心に新しい創造環境を生み出すプラットフォームとして結成。プロジェクトに応じて、組織内外の柔軟なネットワークを構築し活動を展開。

演者は一人 ―アルマイトの栞 vol.201

照明を担当して6回目の鈴木一琥さんダンス公演『3.10 10万人のことば』は本番までの残り時間も少ないのだが、毎年のように照明のアイデアで悶々とし、なにせ毎年の作品テーマは同じで、期日も同じで、会場も浅草のギャラリー・エフで、ヘタをすれば「年中行事」みたいなマンネリに陥りそうで、とは云え、照明だけが新規なことを試みてもマズイだろうから、ここらで一琥さんが「今年は踊りに『ようかい体操第一』を採り入れます」とか大胆な宣言でもしてくれれば、照明のコンセプトも「ヨーでる ヨーでる」な感じで決まりじゃないかと思うものの、それはそれで何をすれば好いのか全く不明ではある。

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性懲りもなく、また ―アルマイトの栞 vol.200

文学全集を揃える趣味は全く無いけれど、河出書房新社が刊行を開始した『日本文学全集』の第一回配本となる池澤夏樹訳『古事記 』に手を出してしまったから、この先が不安で、刊行予定を見ると、町田康訳『宇治拾遺物語』だの、いとうせいこう訳『曾根崎心中』だの、円城塔訳『雨月物語』だの、川上未映子訳『たけくらべ』だの、自分の興味を惹かないわけがなく、だが延々と追い掛け続けたら全30巻にも及び、訳者を選択基準にすれば「全巻購入」の危険を回避できそうなのに、文学全集に付きモノの「月報」の執筆者まで誘惑のタネとなり、『古事記』の月報が京極夏彦さんだったりするから、もうイケナイ。

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