Tetra Logic Studio|テトラロジックスタジオ

建築・舞台芸術・映像を中心に新しい創造環境を生み出すプラットフォームとして結成。プロジェクトに応じて、組織内外の柔軟なネットワークを構築し活動を展開。

表記に値する ―アルマイトの栞 vol.168

レンタルした’77年の日本映画を観ていたら、スタッフとして「音楽監督」とは別に「シンセサイザー演奏 深町純」の表記が現れ、名前の字面に見覚えがあるような、けれども詳しく知らない人だったので、田中雄二著『電子音楽in JAPAN』の索引を調べた。あった。凄い本だと思う。過去に何度も同様の疑問に遭遇し、この本の索引を調べ、すると必ず答えが見付かる。A5版587ページ、二段組み本文にギッチリ詰まった約6ポイントの文字、欄外に掲載された機材とアルバムジャケットの写真群、巻末に年表も付いて、本の厚さは辞書と見まごう5cmだ。「一家に一冊、必携!」の価値は冠婚葬祭マナー本に勝る気さえする。

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待ち続けて ―アルマイトの栞 vol.167

決めた日程が当日に延期となり、あらためて関係者同士のスケジュールを調整して再決定となった日程が、その当日になって再び延期となり、そしてまた関係者同士のスケジュール調整が始まる。なんだか、もう永久に「その日」は訪れず、スケジュール調整と日程延期の連鎖する世界に閉じ込められたような気がして、そうだとすれば、極めてレベルの低い悪夢だと思う。レベルの高い悪夢は「ある朝、虫になってた」みたいな話で、それはカフカの『変身』だが、その『変身』が自宅の書棚に3冊も存在すると気付き、それもまた悪い夢のようではある。異なる邦訳を見付けては買ったらしいが、夢中遊行なみに自覚が無い。

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