行為を創る。「ミチユキ→キサラギ02」 ―発見する場所12
連日ミチユキ→キサラギの稽古が続いている。個人的な興味も加えて出来るだけ稽古の様子を見学するようにしている。今回のプロジェクトのコンセプトの一つに10-BOXでじっくり質の高い作品をつくりあげて、仙台市の街中のエルパーク仙台で公演するというのがあるのだが、戯曲の構成、演出の方向性、七ヶ浜国際芸術村、北上市文化交流センターさくらホールでの公演も視野に入れるということで、最高高さで4mを超える舞台美術をつくることとなった。 そのため、10-BOXでは建て込んで稽古できないため、徒歩2分の倉庫を借りて年明けから稽古をしている。
建築計画の調査では、良く行為を把握するとか、行為を記述するとかということが行われる。
その一方、演出というのは行為は創る。或は行為を編集するという作業。
特に今回は男女の4人の会話が主となる展開だが、そこに15名の群衆が絡まる場面が随所にある。今回の演出のペリカンさんはその群衆一人一人にキャラクターを与えながら、動きを決めるとともに場面を創りだす。
場面を様々な形でフォーカスをあてて、加えながら削りながら。
稽古のプロセスは、「ミチユキ→キサラギ」のオフィシャルサイトの制作ノートで公開中です。
1月30日七ヶ浜国際村、2月8~11日エル・パーク仙台、2月13日北上さくらホール「ミチユキ→キサラギ」是非足をお運び下さい。詳しくはオフィシャルサイトまで。
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