H邸計画
敷地は多摩美術大学の正面で、南面から陽光の入る立地。
カウンター席のみの趣味的なカフェの他、小物の販売やギャラリー、イベントの空間使用も想定。
古びたモノに対する愛着の強いクライアントの要望に応じて、竣工した時点で旧い家屋のイメージを醸し出すことを試みる。
低予算でもあり、空間構成はシンプルなものとし、間仕切りは極力設けない。但し、クライアントが自在に間仕切る行為を可能とする為の仕掛けは導入。
施工に関してはクライアントがセルフビルドを望んでいることもあり、クライアント自身やその友人達によって「創りながら住む」過程を愉しむ予定。
着工は2007年夏頃を予定し、年末に引き渡し、その後はセルフビルドの作業が続くことになる。
尚、カフェの店名は「いちじく」。「いちじく」オープンまでの道のりをクライアント自身のブログ「いちじくの素」としても公開。
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